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【どうする家康】第22回「設楽原の戦い」NHK大河ドラマ感想

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【どうする家康】第22回「設楽原の戦い」あらすじと感想

天正三年ついに武田との決戦に及ぶ家康。
戦にはやる信康に対して「信長が武田にどんな戦をするか」と冷静な家康。
長篠城は武田に取り囲まれ落城寸前であったがついに援軍が到着する。その数三万。武田軍は1万五千。設楽原は雨模様。

織田徳川連合軍は武田軍に討ちかからずに柵を張り巡らせるばかり。かかってこない信長に苛立つ武田諸将。

今回は「設楽原の戦い」とのタイトルで長篠の戦いの呼び名でもお馴染みの合戦が描かれます。
戦国史の中でもめちゃくちゃ有名な合戦ですが、このドラマでどう描かれるのか楽しみです。

徳川陣中でも長篠城をさっさと救出に向かわない信長の動向が掴みかねている。
苛立つ家康。信長にどういうつもりなのか直接聞きに行くが「また喧嘩になる」と心配する忠次が付いて行く。

「数に劣る武田からは攻めてこない」と信長に進言する忠次。しかし信長は「攻めたければ徳川だけで行け」と冷たい。
秀吉は「向こうから攻め立ててくる良い手立てはないもんか〜」と呑気な事を言っている。

忠次は武田の背後の砦を攻めるキツツキ戦法を提案する。
柴田勝家や佐久間信盛はその役に名乗り出るが、信長は「危険な策はわしの家臣にはやらせん」とまたも冷たい。
家康は自分の陣に戻る「わざと我らの口から言わせた!あんな奴の家臣にはならんぞ!」と激昂。
武田の背後に回る役目は忠次が引き受けた。

決死の役目に徳川陣中は「えびすくい」と踊ってから送り出す。
この踊りも久しぶりかもですね。


その動きを武田は察し、察しているであろうことを信長も察している。
信長は勝頼は普通は退くと言うが、「もし退かぬ時は愚か者か、あるいは…」と呟いた。

砦が落ち、背後が絶たれる。勝頼はどうするか判断を求められる。家臣からは「信玄公ならば勝ち目ない戦はしなかった」と退くことを進言される。
だが勝頼は「退くのが上策。だが、だから父は天下を取れなかった」と言う。
目の前に鉄砲が待ち構えているのも承知しているものの、信長と家康が揃っているのをみすみす見逃す手はないと言う。
「武田信玄を超えてみせようぞ!」と兵を鼓舞する。その威風堂々とした様に山県昌景が先陣を願い出る。
「御旗盾無御照覧あれ!」と突撃を仕掛けた。

突撃仕掛けてくる武田軍を見て家康は「正気か勝頼…」と呆然とする。兵の数で劣る方からの突撃に信じられないといった様子だ。
徳川の陣に来た信長。そこで信長は信康に語る。
「わしは長篠を救いに来たのでも武田を追い払いに来たのでもない。武田を滅ぼしに来た」

「これからの戦」と信長が評した戦い。
有名な柵から三段構えの鉄砲で武田が誇る騎馬隊を鶴瓶撃ちにして討ち負かす。と言う長篠の戦いです。

銃殺による死傷よりも、その後の退却戦の死傷の方が圧倒的に多い戦いだったと思うんですが、そこはこれまでの戦国大河と同様、派手な銃撃と、柵を巡る攻防での武田の敗北が描写されました。
CGを使っての長篠の戦いも迫力があって面白かったです!

従来では突撃を命じる勝頼を譜代家臣が止めるも聞かずに突撃させて大敗する。と言う描かれ方でありました。
馬場信春と山県昌景が討死を見越して末期の酒を酌み交わして出陣して行ったなんてエピソードも聞くくらいです。
ですが、このドラマでは何もかも見越した上で勝頼は出陣を命じていて、家臣たちもその勝頼のカリスマ性に奮い立って出陣して行くという演出がされており新しい描き方だったと思います!

眞栄田郷敦さん演じる武田勝頼がとにかくカッコ良く、新しい「カリスマ性を感じさせる勝頼」を演じていて全く違和感なく納得してしまいます。


秀吉は「最強の武田も虫けらのごとくだわ!」と笑うが、信長は「最強の兵(つわもの)の最後、謹んで見届けよ」と秀吉を嗜める。
「武田勝頼、見事なり」と呟いた。
信康はその凄惨な戦の光景に「父上、これが戦にございますか…。これは…嬲り殺しじゃ」とショックを受けている。
山県昌景らに率いられた武田騎馬隊は壊滅的な敗北を喫した。

強敵武田を打ち負かした信長はますます権勢を強める。
佐久間信盛にはちょっと苦言がある。
秀吉は相変わらず信長の機嫌を取るのが上手い。

家康も信長の圧倒的な力に信長に従うほかない事を決める。瀬名も信康も承知した。
信長に臣下の礼を取る家康に。「上様」と呼び平伏する家康。
秀吉は「武田を滅ぼし、北条、上杉、伊達…」と信長のために仕事を急かす。
信長は「武田勝頼を決して侮るな。あるいは進言を超える器ぞ」と武田勝頼に対して未だに油断をしていない。

果てしなく続く武田との戦い。
信康は武田との戦いに身を投じる日々。家康は頼もしく思っているが、その日々が優しかった信康の心蝕んでいっていた。
自身の戦いの日々と、長篠での凄惨な光景がフラッシュバックして悪夢でうなされてしまう。
そして涙を流し母、瀬名の前へ現れる信康…。

一方信康の正室、五徳は信長から「今後我らにとって最も危険なのは徳川じゃ」と徳川家中のことをしっかりと見張るように言い含められていた。

武田勝頼をなお高く評価する信長。史実でも信長は勝頼を名将と評価しているのでこれは史実通りですね。
そしてこのドラマが徳川目線で描かれている以上、武田はやはりどこまで行ってもカッコ良くならざるを得ません(自分は元々武田が好きなので大歓迎!)
あと今回も秀吉の好感度が上がることはありませんでした…。

信長の力と戦いの日々にちょっとずつ心を病んでいく信康。ひ弱な気もしなくもないですが、ほとんど初陣で意気込んだ結果、あの凄惨な戦を見せつけられ父家康が信長に屈服する結果となってしまったのもあり(妻も信長の娘だし)優しい母に頼りたくもなるかもしれません。

それにしても数回前から登場人物の成長っぷり(特に主役の家康)が凄くて、その辺りのタイミングで脚本のテコ入れがあったんですかね。
大きな合戦が描かれた回でしたが、後半に悲劇の伏線もしっかりと貼られたようですね…。

今回のハイライト


「御旗盾無御照覧あれ!」

前に武田信玄が出陣したシーンで、このセリフがあったら良かったな〜と思っていたセリフ。
ここに来て勝頼の口から発せられて嬉しかったです!!つくづくカッコいい勝頼です。

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