80年代に活躍したイギリスのロックバンド、ザ・スミス。ボーカルのモリッシーの髪型も特徴的ですが彼の高音でどこか内省的な歌声とジョニー・マーのキラキラとしたギターの音が印象的なバンドです。日本では知名度がトップクラスというバンドではないかもしれませんが多分何かの曲を街中なのできっと耳にしたことはあるんじゃないかなと思います。
僕はスミスを特に冬に聴くのが好きでどの季節に聴いても冬の寒くて比較的天気の良い日を思い出します。このバンドの持つよく「男らしくない」と評される事も多いしなやかで柔らかいサウンドが、冬の日に感じるほのかな温かさを感じる瞬間にピッタリと合うからでしょうか。
しかし僕の好きな『The Queen Is Dead』というアルバムは凍てつく鋭さを抱えた作品です。表題曲の1曲目はカッコいいドラムから強い主張のベースフレーズが続くかなり尖った曲でこのイントロは何回聴いても素晴らしい。女王陛下の国ですからこのThe Queen Is Deadというタイトルから尖ってますよね。日本で同じようなタイトルを付けたら非常に大変な事態になりそうです。
The Smiths – The Queen Is Dead
今年もいよいよ冬の真っ只中を感じるくらい寒い日が続いているのでまた僕はこの曲を聴く機会も増えそうです。
5年ほどの活動期間でしかなかったスミスですが80年代のUKシーンを代表する重要なバンド。繊細な歌詞で有るがゆえに持つメロディー揺れも相まって冬に聴くのは(個人的に)とてもオススメです。
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