【どうする家康】第20回「岡崎クーデター」あらすじと感想
武田信玄は死んだが家康と跡を継いだ武田勝頼との戦いは続いている。
高天神城をめぐる攻防。依然として武田は家康には強敵のようだ。
震源の三回忌を終えた勝頼は攻勢を強め狙いを岡崎城に定める。岡崎を預かる家康の嫡子信康と母築山殿(瀬名)が狙いとなった。
武田軍が岡崎に迫る知らせを聞いた家康だったが陣中で倒れ込んだ。
そして岡崎を守る信康も来る武田に備えている。
信康と五徳の仲がだいぶ悪くなってきてます。
信康は徳川を軽んじるような信長の態度に、五徳は父信長の立場を言い分に。
すれ違ってますねー。
それをたしなめる瀬名。
岡崎城に入城した瀬名。そこでは負傷した兵に瀬名自ら傷に薬を塗ってまわっていた。
五徳は「汚ない者に触れない」と言うが瀬名はそんな五徳を一喝する。しかし「私は織田信長の娘じゃ!無礼者!」と言い返す。
五徳こと徳姫が嫁いで来たのは8才くらいのはずで、その際にはまだ信長は天下人かなぁって感じなので、どこでここまでのプライドを身につけたのかは少々疑問ですが…。周りにそう言うことを吹き込む侍女でもいたのでしょうか。
家康も金平糖をお土産で買ってきたのに。
そうした中で武田と内通した大岡弥四郎が謀反を起こす。
信康と瀬名の命を狙って夜襲を仕掛けた。
しかし忠勝、康政がこれを阻む。大岡弥四郎の手の者であった山田八蔵が訴えて計画は露見していた。
八蔵が訴えた理由は傷の手当てをしてまわっていた瀬名の姿に心を動かされたことが原因だった。
捕らわれた大岡弥四郎は不敵な態度を貫き、家康が勝頼に劣るため「船を乗り換えようとした」と悪びれない。
信長に尻尾を振り戦いを止める術を持たない家康に対する思うところがある大岡弥四郎。
忠義、恩義は「まやかしの言葉」と言い放った。
岡崎城へ仕掛けた謀略は失敗に終わったが、勝頼は尚も岡崎城にこだわっている様子。
悪役丸出しの大岡弥四郎ですが、このドラマの家康だとそのように思われても仕方ない部分もあるのかなーと思いました。
五徳が「この上なく酷いやり方で」大岡ら謀反人たちを処罰するように信康に言うシーンが入ります。
鋸引きで殺されたと伝わる大岡弥四郎ですが、その悲惨な刑罰を五徳になすりつけるのはちょっと。。
体調の戻った家康は仕官を願い出て来た井伊虎松に会う。
「わしは武田にやられっぱなしじゃ」と語る家康。家を再興させる望みを持つ虎松に、なぜ自分の元に仕官したいのかと問う。
虎松は家康の話をしている時の民は皆楽しそうにしていて、民を笑顔にする殿様に仕えたいと語った。
家康は虎松を取り立て、武田との戦いの場に戻った。
以前の大河ドラマ「徳川家康」では大岡弥四郎が瀬名を籠絡する。と言う描写が長く描かれて伏線が張られており、また鋸引きのシーンなどもあり凄惨、陰鬱な話でした。
好き嫌いは別にしてそれに比べれば「どうする家康」の大岡弥四郎事件はわりとあっさりとしてるかもしれませんね。
どちらかと言うと後々の悲劇への伏線を張ったような回だったのかなと思います。
五徳のキャラが「非がある者」で固まったようです。
それにしても有村架純さんが、思慮深く落ち着きある女性としての瀬名姫を見事に表現していたと感心してしまいました。
ラストに武田の歩き巫女との対話のシーンがありましたが、武田の調略を見切っている瀬名がどのように動くか楽しみです。
今回のハイライト
瀬名、五徳を一喝!
これは迫力がありました。瀬名と五徳、また信康と五徳の亀裂が避けられないであろうことを感じるシーンでもありました。
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