【どうする家康】第29回「伊賀を越えろ!」あらすじと感想
前回ついに本能寺の変を迎えました。
今回は伊賀越えのエピソードですが、このどうする家康ももう29回。家康の生涯を最後まで描くのかは分かりませんが、家康のこれからの出来事を考えるとかなり話数も少なくなってきたような気もします。
本能寺で信長を討ったのは明智光秀だと聞いて秀吉は驚く。信長を討とうとするのは家康だと確信していたようだ。しかし家康は堺見物をしていると聞き家康も死ぬだろうと予見する。
光秀は家康は必ず討ち果たしたい。個人的に安土で光秀の接待に対して「料理が変な匂いがする」と言われた恨みだろうか異常な執念を燃やす。
前回秀吉が信長を討ったのは家康に違いないと確信してたのはそのまんまだったんですね。
なんか腹黒く家康を殺す口実にしようとでもしていたのかと思ってしまってました。
敵に囲まれた家康。浜松への帰り道として半蔵の進言を入れ伊賀越えを選択する。
かつて上之郷城攻めに功のあった伴与七郎のもてなしを受ける家康。しかし伊賀は信長を恨む地であるため、その同盟者であった家康が通るのは危険だと言う。別の道を進むならば進んで護衛すると言う。
だが半蔵は彼らの勧める伊賀を避ける別の道こそが罠だと警告する。翌朝彼らが迎えに来る前に家康たちは伊賀に進んだ。
伊賀に入った家康たちは家康を狙った忍び達との斬り合いになった。
しかし一行は百地丹波の手の内に捕らえられる。半蔵は服部家のよしみで穏便な対応を望むが、百地は「捕らえたのが家康であれば明智光秀に首を差し出す」
半蔵は「服部家は伊賀名家だと聞いている」と言うが百地は「そうでもない」と一蹴。周りの嘲笑を受ける。
大鼠は家康の伊賀者へのこれまでの温情を訴え、捕らえられた一行は口々に「自分が家康」だと庇う。
家康は自分が家康であると名乗り、ほかの者を見逃すように言う。
そこに現れたのは本多正信。正信は家康本人であることは間違いないと断言し、斬れと言いつつ、「信長が生き延びた噂がある」と嘯く。
百地はその言葉に動揺する。もし信長が生きていればここで家康を殺した場合伊賀に更なる災難が訪れるのは確実であった。
家康は「信長の首を手に入れられなかった明智に天下は取れない」と言い、伊賀の利にために自分を助け明智を討たせよと言う。
その言葉に百地も折れた。
ここで本多正信再登場!これで今後は家康の知恵袋として登場ですね。
家康を罵りつつ信長の生存を匂わせるのはもちろん家康を助ける策でしたね。
しかし絶体絶命になった家康がしっかりと交渉をしていました。成長しましたね〜。
伊賀での窮地を脱した家康。大鼠に服部党の活躍の礼を言い、半蔵にはこれからは立派な武士だと褒めた。
危機を脱した家康たち主従はこの危機の脱出に笑い合う。笑顔の大鼠たち服部党。
浜松に戻った家康。家康の身代わりとなって死んだと言う穴山梅雪の話を聞き一刻も早く明智を討つ決意を固める。
しかし備中より急ぎ戻った秀吉により明智は敗退。敗走した光秀は落武者狩りに合い、「明智ではないぞ」と言いながら竹槍に串刺しとなり死んだ。
伊賀越えから光秀の最後までが語られた今回。
殺陣シーンはなかなか見応えがありました!
光秀の最後は哀れでしたが、このドラマの光秀は嫌なヤツでありかつ有能であると言う描写もされてなかったので家康との対比のような最後を迎えてしまいましたね。ちょっと明智光秀と言う人物像に対する冒涜なような気もしますが飲み込みます。この後さらにその路線で怖そうな秀吉も控えてますからね。
家康の人望で伊賀で助かったような話の展開でしたが、家康が伊賀者を庇護していたのは史実でもありこの時期すでにある程度の伊賀者を取り込んでいたと言う話も聞いたことがあるので、伊賀越えという選択肢自体は家康に取っては必然とまでは言わないものの十分に有り得る選択肢だったんだと思います。
さあ天下が秀吉の元に移ってここからがまた大変な家康です。
今回のハイライト
光秀串刺し
山科小栗栖での光秀の最後が描かれたのは久しぶりだった気がします。「秀吉」や「国盗り物語」の光秀の最後は哀愁漂いますが、やっぱりそこまでにしっかりと光秀のドラマが語られてないとなかなかそういう風にはならないよなあと思いました。
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