【どうする家康】第4回「清須でどうする!」あらすじと感想
今川氏真を裏切り、信長と手を結ぶことになった元康。同盟のため清洲に向かう元康。鳥居忠吉に対面の手ほどきを受ける。対等な同盟のために「先に名乗っても頭を下げてもいけない」というのだ。
元康は清洲での人質時代を思い出し清洲に行きたくなさそう。家臣達は「信長などたまたま桶狭間で勝っただけ」と侮るが…。
清洲での出迎え、織田家の整然とした振る舞いに唖然。
信長の威圧感に元康は思わず先に名乗り頭を下げてしまうのだった。
岡田信長は今週も圧倒的に怖え。
清洲では木下藤吉郎と出会う。蹴飛ばされても当然のように受け止める藤吉郎に戸惑う元康。藤吉郎に「殿は会うのを楽しみにしていた」と言われた元康。
織田家中が見守る中信長と相撲をする元康。信長に負けると次の相手が現れる。それは信長の妹お市だった。
清洲城内がどデカいのは「元康にはそのくらいに見えた」という心理描写だと思い込みます!
同盟のために出向いた相手に対してあまりに非礼な気もして、信長自身も相手にこんなやり方をして家臣の人身掌握出来るの?と不安になります。
織田家の異質さと藤吉郎、お市の登場シーンを無理やり作った感じかもしれませんが。
出ました木下藤吉郎!言うまでもなく後の豊臣秀吉です。餅を付く人ですね。
この時点で足軽組頭くらいのはずですが、小物頭くらいの感じがすごいです。笑
お市に清洲、織田の豊かさを見せつけられる。織田家はこの先美濃攻略に向かうという。お市は乱世に男として生まれたかったようだ。幼い頃から男勝りであったお市を思い出す元康であった。
ここで場面が駿府に切り替わり、今川氏真が裏切った元康に対して怒りがおさまらず、瀬名に元康との離縁を求めるシーンが入る。
再び清洲。清洲では対等な盟約として同盟が成立していたが、信長の態度はどう見ても元康を格下としか扱っていない(頬を叩いたり)その上に元康に駿府に妻を捨てたのなら、妹市を娶れとまぜ迫る。
そんな信長にさすがの元康も言い返す。「わたしは臣下の礼を取りに来たのではない」ここまでなら良かったのに「桶狭間はまぐれじゃん」とまで言う。それも失礼だよ元康…。桶狭間の戦いの折、自分が大高城を守った武功を語る。
しかしそれを聞いたいた藤吉郎は、大高城は今川義元を誘き出すための策略だったと語る。
元康の兵糧入れが義元を桶狭間で奇襲出来た呼び水であったと。
それに「嘘じゃ!」と狼狽える元康。
氏真は瀬名に自分の側に来れば関口家に咎めがないと言う。側室の身分でもない奉公であるが、瀬名は実家と竹千代を守るためにその申し出を受ける決心をしていた。
しかしやはり氏真に心を許すことは出来ない瀬名であった。
藤吉郎が語る桶狭間の戦いの真相は新しい説があって、そこからの採用なんでしょうか?ただ近年桶狭間の戦いは奇襲戦ではないというのが主流なので、ちょっと無理がある気も。
いずれにせよ「勝った方が歴史を作る(好き勝手言う)」ということなのかもしれません。
氏真の瀬名姫への執心は、第1回の氏真が瀬名姫のことを好いていたと思われる描写が伏線になってましたね。
瀬名はすごい可哀想な状況ではあるんですが、この時点で元康に対して裏切られたとか捨てられたとはあんまり思ってなさそう。
清洲ではお市と元康の縁談の話で持ちきり。藤吉郎は面白おかしく噂話をしているが、お市に惚れているという柴田勝家は怖い顔でお市を見ている。お市も元康に覚悟を決めたようだ。
縁談の話も進む中、今川よりの書状が届く。関口家の窮状と、たすけてと書かれた瀬名の血(?)文字もあった。
その手紙でやはり瀬名への想いも、その窮状を捨てきれない元康。お市に縁談をなしにして欲しいと言いかけるが、その気持ちを悟っているお市は元康が言うより先に「縁談をなしに」と言う。兄の言う通りになるのは嫌だと言いつつも、自分の心を押し隠した強い言葉であった。
「元康に力で奪いとれ」と乱世での有り様を語るお市。
縁談を白紙にすることを信長に希望し、さらに「今川を攻め滅ぼす」と約束する元康。
松潤はヘタレ元康よりやっぱりこうキリッとしたシーンの方がサマになるなぁ。やっぱカッコいい。
元康が去った後、信長はお市に「はじめて男にそっぽを向かれた気分はどうじゃ?」と話す。お市は幼い頃溺れていたところを竹千代であった元康に助けられてからお市の想い人であったようだ。
お市は「兄上が信を置ける方はあの人お一人かもしれません」と信長に元康を大事にするように言うのだった。
駿府では今川氏真が兵を集め元康を討つべく決意を語っていた。
今回は清洲同盟(織徳同盟)の話。
織田家の顔見せから始まり、今川との決定的亀裂までといった話でした。
氏真はラストシーンでは出陣の用意をしていましたね。まあ瀬名姫がどうであれ裏切った相手をそのままにしておくのは今川家の士気に関わっちゃいます。
とりあえずお市の元康への恋慕が無理矢理っぽいのと、せっかく登場した藤吉郎が今回はあんまり有能そうに見えなかったのはちょっともったいなかったと思いました。
お市に関してはやがて娘が徳川に嫁ぐので、その時何かエピソードを入れたいのかな。
ただ藤吉郎の顔が不気味というか恐ろし気なものは感じました。
やっぱり最後まで対等な同盟という感じでは終われませんでしたが、これは今の両家の状況もそうですし、この後の両家の行く末を見れば仕方ないところかもしれません。
ただ侮られ続けた元康から「今川を滅ぼす」と強い言葉も出たのでここからの戦いが楽しみです。瀬名姫との関係はこのドラマでどう描かれるかは楽しみにしています。
今回のハイライト
信長と元康の相撲
「手荒なもてなし」という言葉がありますが、「これのことか!」と思いました。笑
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