今年の競馬界は各路線ともなかなかメンバーが揃っていてとても面白そうです(3歳牡馬路線はまだ混沌としている気もしますが…)
今日は前哨戦もあらかた終わったところですし、フェブラリーステークスの出走予定の有力馬を見ていこうかなと思います。
見どころは色々ありますが自分は南関東とカナダから参戦してくる馬がどんな競馬をしてくれるのか楽しみにしています!
カフェファラオ、ジュンライトボルト、クラウンプライド等、サウジ遠征で出走しない有力馬、また前哨戦根岸ステークスを勝ったレモンポップも現時点では出走未定となっています。
しかしそれでも今年のフェブラリーSはとても面白そうです。
ギルデッドミラー
前哨戦の根岸ステークスで2着に好走したギルデッドミラー。ダート路線に転向してから鋭い末脚を繰り出している馬です。あまり極端な追い込み馬でないというのも良いですね。
三浦騎手が悲願のG1勝利なるかという点にも注目されていますね。この馬自身も引退レースと言われる中G1制覇なるか。
この馬はフェブラリーSと同じコースである昨年の武蔵野ステークスを勝利していますし、根岸ステークスは余裕のある仕上げであったことを考えると、フェブラリーSでの好走は期待出来そうな馬です。次が引退レースとも言われてますし渾身の仕上げで挑んでくることでしょう。
フェブラリーSで好走が難しい牝馬という点は気がかりではありますが調整過程を見守りたいです。
ドライスタウト
2021年の全日本2歳優駿を無敗で制したドライスタウト。前走のすばるSはバトルクライの2着と敗れているものの、バトルクライ川田騎手に上手く進路を封じ込められた印象で力量上位は間違いない馬だと思います。
今度はこの馬にマークが集中することは考えにくく、レモンポップの出走未定により戸崎騎手の継続騎乗が見込まれるようならフェブラリーSでも楽しみな逸材です。
懸念点としてはやはりそうは言ってもリステッド競走2着からの参戦という点と、マイル実績が前出の川崎でのものしか無いことでしょうか。
メイショウハリオ
昨年の帝王賞を勝ち、東京大賞典3着からの参戦となるメイショウハリオ。今年の出走予定メンバーからすると実績上位の存在です。
東京大賞典からの参戦は過去にはフェブラリーSでの好走も輩出してきたローテーションでもありますし、メイショウハリオ自体にも、3勝クラスながらこのコースでの実績もありますし中央ダートでも鋭い脚を発揮しています。
陣営も気にしているという「左回り」という点がどうかと言う点がどうかですが、それが極端に嫌われるなら実力に反して美味しいオッズになる馬かもしれません。
レッドルゼル
ダートの短距離でトップレベルの末脚を発揮してきたレッドルゼル。
ドバイが目標とのことでありましたが急遽ここに参戦の模様です。過去に川田騎手も話していたようにマイルは長いと思いますが、挑戦者の競馬をすれば上位の実力馬です。
ただ差し追い込み馬の中で、マイルが長い以上は他力というか展開の助けが欲しいと思うので、逃げ先行馬の枠順の並びを見てから考えたい馬です。
テイエムサウスダン
前哨戦の根岸ステークスでは良いところなく惨敗したテイエムサウスダン。確かに差し馬向きの流れではあったもののちょっと負け過ぎの感じはします。
転厩の影響だと思いますが明かに馬体の作りが今までと違っていて、それは長い目で見ないと良いか悪いかは判断出来ませんが中2週で立て直せるかは中々のハードルです。
しかし昨年2着のリピーターではありますし、どういう経緯で蛯名厩舎に転厩となったのかはわかりませんが、これだけの実績馬を預かって巻き返せないのも恥ずかしいと思うので陣営の渾身の仕上げを見てみたいです。
ショウナンナデシコ
昨年はかしわ記念も制し、東京大賞典にも果敢に挑んだショウナンナデシコ。この距離は悪く無い条件のはずですし、メイショウハリオのところでも書いたように東京大賞典からの参戦もそれほど嫌だとは思わないローテーションです。
やはり牝馬が苦戦していると言う点と、久しぶりの中央ダートでどうかという点は気になりますが、最近は先行馬が残るケースも多いフェブラリーSですし仕上がり万全ならどこまで食いつけるか楽しみ。
ソリストサンダー
個人的に穴なら面白いかなぁと思っているのがソリストサンダー。
過去2年のフェブラリーSはなぜか内のダートが良く、先行も差しも内を通ってきた馬たちでした。そんな中でこのソリストサンダーは2年連続外枠を引いてしまって敗退。特に去年は4着とそれでも頑張っていました。
馬場状態、枠、何よりこの馬は8歳なので衰えがないと判断出来ることなど、条件は付きますが条件次第では楽しみにしたい存在です。
スピーディキック
南関東最強牝馬スピーディキックがフェブラリーSへ参戦!いやーワクワクしますね!
関東オークスでは3着と中央馬に敗れているものの、このマイルの距離くらいが良さそうな戦績ですし非常に楽しみです。
ロマン枠かもしれませんが、ロマン枠張れる馬は限られた存在です。まずは力を発揮してくれてそれでアッという結果になれば最高です。
シャールズスパイト
地方馬の参戦だけでなく今年はフェブラリーSに初めて外国馬が走る予定です。
カナダのシャールズスパイト。ブリーダーズカップ2着の戦績も光るG1馬です。
ダートの実績は内容ですがそもそもあったとしても府中のダートとは違うでしょうし、この馬は日本の父はダートで産駒実績があるSpeightstownですし鞍上も「マジックマン」モレイラ騎手とこれまた気になります。
2月19日 GⅠフェブラリーS(東京ダート1600メートル)
今年は日本のダート有力馬の多くがサウジ遠征となっていますが、地方馬と外国馬によって非常に楽しみが広がるフェブラリーSとなりそうでとても楽しみです!
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