今日は東京競馬場でクイーンカップが行われて見事川田騎手騎乗のハーパーが勝利。
これで牝馬クラシック路線としてはトライアルレースを残すのみという感じです。
ちょっと気が早い気もしますが今年の牝馬クラシック路線の有力馬をまとめてみました。
リバティアイランド
筆頭は阪神ジュヴェナイルフィリーズを圧倒的な強さで勝ったリバティアイランド。
この馬が現時点で桜花賞候補というのは多くの人が認めるところでしょう。
ドゥラメンテ×ロベルト系の血統で、川田騎手もレースを教えながら走っている印象も強いので、恐らくオークスまで大丈夫じゃないかなという逸材です。
この馬に関してはただ無事に桜花賞に出てきてほしいです。
ラヴェル
阪神樹ジュヴェナイルフィリーズでは11着と大敗したラヴェル。大外枠で大きな出遅れと敗因は明確ですが、その前のレースではリバティアイランドに唯一土を付けた馬でもあり能力自体は確かな存在だと思います。
ただ出遅れについては続いており、課題はゲートとハッキリしている馬ですが、今をときめくキタサンブラック産駒で世界の矢作厩舎の馬。巻き返しに期待です。
キタウイング
フェアリーステークスで重賞2勝目を上げたキタウイング。戦績だけなら世代ナンバー2と言っても良い牝馬です。
勝利したフェアリーステークスも、最内から怯まずに抜けてこれる強さがあり、ミルファームの主戦杉原騎手とのコンビも見ていて楽しい馬です。
この馬も阪神ジュヴェナイルフィリーズで大敗しているので輸送について課題はあるかもしれませんが、どうやらチューリップ賞に向かうようでそこでの走り、また実力を測る対象としてこの馬に迫る馬が現れるのか楽しみです。
シンリョクカ
リバティアイランド以外の人気馬が総崩れとなった阪神ジュヴェナイルフィリーズですが、そこで2着に食い込んだのが当時1戦1勝だったシンリョクカです。
内枠が良い方に向いたのは確かにあると思いますが、キャリアの浅い馬が馬群からしっかり伸びてきたのはやはり能力の証明。
サトノダイヤモンド産駒としての期待を背負っての桜花賞となりますがどうやらぶっつけで挑む模様。再度キャリアの浅さを心配する必要が出てくるかもしれないので、直前の調教はしっかりチェックしたいです。
クイーンカップ組回顧
クイーンカップは阪神ジュヴェナルフィリーズで3着に入ったドゥアイズ、また2番人気に推されていたモリアーナ、3番人気に推されていたウンブライルも登場し注目のレースでした。
勝ったのは未勝利戦から東上した川田騎手騎乗のハーパー。僅差にドゥアイズ、モリアーナとなりました。
正直リバティアイランドの牙城を崩すほどのインパクトがあったかと言われると難しいところ。
勝ったハーパーはハーツクライ産駒で友道厩舎と、更なる上昇を見込める素材だとは思うんですが鞍上が川田騎手なのでやはりライバルに鞍上を渡すことになってしまうのは気になります。
ドゥアイズは直線はかなり乱暴なレースになってしまいましたね。結果この馬自体にはさほどロスなく運べた上で、それでも勝てかなったのは大きなマイナスで、キレ勝負だとよっぽど脚を溜めないと難しいかもしれません。
モリアーナは賞金的に2着以上を求める仕上げだったと思うので、ロスのあった競馬だったとは思うもののちょっと底が見えてしまった気もします。
しかし着差的に考えるとクイーンカップは着外の馬まで含めてもさほど差はなく、リバティアイランドの次は大混戦という構図が改めて浮き彫りになったような気がしました。
しかしトライアルレースはこれからですし、今年のメンバーレベルだとリバティアイランドは抜けているとしても相手になる馬はトライアルレース組にいそうな気がしています。
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