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【太平記】NHK大河ドラマの感想

太平記

自分は昔から大河ドラマが好きです。今放送している「どうする家康」ももちろん、昔の大河ドラマも好きな大河ドラマは何度も何度も見返してしまいます。

残念ながら全ての大河ドラマをしっかりと見ているわけではないですが、最近また見返そうかなと思っている大河ドラマ「太平記」も自分なりのあらすじと感想を書き始めようかなと思ってます。

NHK大河ドラマ「太平記」とは

1991年放送のNHK大河ドラマです。主演は今やハリウッドスターの真田広之さん。
全49回という構成で、舞台は南北朝時代。主人公は室町幕府を築いた足利尊氏です。

ドラマの原作は吉川英治さんの「私本太平記」
吉川英治さんは戦後の大衆小説の大家で、「宮本武蔵」や同様に大河ドラマの原作になった「新・平家物語」など数々の代表作があります。また「三国志」は漫画、横山光輝「三国志」の原作とも言われ、日本人の一般的な三国志(演義)のイメージとして今も強い影響がありますね。

「太平記」そのものは応安年間(1368~1375)に成立したとされる軍記物語です。
鎌倉幕府の滅亡や南北朝時代の動乱について書かれた物語になります。
この「私本太平記」を原作に、古典太平記からの注釈をナレーションによって補足しながらドラマは進んでいきます。

タブーの時代を描いた傑作の脚本

「太平記」は南北朝時代の動乱を描いた話であり、鎌倉幕府が滅亡し尊氏が幕府を起こしさらにその先までが描かれます。非常に長く、また日本史の中で「朝廷が2つに分かれ対する」という非常にデリケートな時代の話でもあります。大河ドラマにするには慎重に判断すべしのあったそうですが、それも納得です。おそらく現在でも未来でもこの時代を扱っていいと万人が納得するタイミングはないのだろうと思います。

メインで脚本を担当したのが池端俊作さん。2020年〜2021年放送の「麒麟がくる」でも脚本を担当されました。
公家言葉や京言葉は可能な限り排除した台詞回しで、当時としたらこれだけでも「軽い」という声があったかもしれませんが、決して軽くならない重厚な表現、とても1年間にまとまりそうにない太平記の物語を見事に大河ドラマとしてまとめ上げた傑作のシナリオです。


かなり大胆に端折っている箇所はあるんですが、丁寧に描けば描くほどわかりにくくなるのが太平記の構図なので、大筋は抑えた上で端的に展開している点は大河ドラマという視点で考えると非常に上手いこと物語になっていると思います。

当時の若手からベテランまでハマり役だらけの豪華キャスト

主要人物の抜粋ですがクレジットより転記します。

足利尊氏(はじめは高氏)真田広之
登子          沢口靖子
足利直義        高嶋政伸
高師直         柄本明
一色右馬介       大地康雄
足利直冬        筒井道隆
清子          藤村志保
足利貞氏        緒形拳

佐々木道誉       陣内孝則
新田義貞        根津甚八(途中まで萩原健一)
楠木正成        武田鉄矢

ましらの石       柳葉敏郎
藤夜叉         宮沢りえ
花夜叉         樋口可南子

北条高時        片岡鶴太郎
金沢貞顕        児玉清
赤橋守時        勝野洋
長崎円喜        フランキー堺

北畠親房        近藤正臣
北畠顕家        後藤久美子
日野俊基        榎木孝明
文観          麿赤児

阿野廉子        原田美枝子
後醍醐天皇       片岡孝夫


主要キャストだけ抜き出してもこの豪華さ。



ただ当時の若手俳優がかなり多く、アイドル的人気だった宮沢りえさんや後藤久美子さんも入っていて恐らく現代と同じように「演者が軽い」と言うような意見があったり、また武田鉄矢さんと楠木正成のイメージが結びつきにくかったり、当時ほぼお笑い芸人としてのキャリアしか無かったと思われる鶴ちゃんがキャスティングされていたりと、恐らく放送開始当時の大河ドラマファン、歴史ファン的には半信半疑の眼差しでのスタートであったろうと思われます。


しかしこの俳優陣が本当に凄い!これは見ていただくしかないんですがハマり役だらけです。
主役の尊氏はもちろん、長崎円喜、北条高時、北畠親房、後醍醐天皇などは、もうそうとしか思えない説得力があります。

「親子」と「兄弟」


自分がこの太平記で感じる大きなテーマは「親子」「兄弟」です。
尊氏と父、貞氏と、尊氏と二人の息子、また後醍醐天皇と護良親王。北畠親房と顕家、楠木正成と正行


それぞれに熱くてまた悲劇的なドラマがあります。

また、兄弟では尊氏と直義、新田義貞と脇屋義助、楠木正成と正季、妹卯木。高師直と師泰。そして赤橋守時と登子の兄妹も、複雑な思いで時に一体となり、時に反目してそれぞれ生きていきます。

足利尊氏という不思議な人物


足利尊氏は逆賊でもあり、また「京で幕府を開く」という室町文化の礎を築いた人物です。
歴史の資料にも現れる通り非常に不安定で危なっかしいところがあり、普通であればこういう人物はどこかで致命的な転び方をして退場していきます。しかし(失敗はしつつも)迷い続けながらもそれでも進み続けることが出来た珍しく不思議な人物です。

大河ドラマはドラマなのでもちろん架空の設定や仮説を用いて綴られるものですが、この太平記で描かれる尊氏は史実と折り合いを付けながらとても魅力的にこの世界に存在しています。



これから少しずつ大河ドラマ「太平記」についてあらすじと感想を書いていこうと思うのでどうぞよろしくお願いします!

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